ギーコミ

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一眼カメラを初めて買うときに考えるべき5つのポイント [2017]

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私が初めて一眼カメラを買ったのは7年ほど前。

PanasonicのGH1と言うカメラだった。

以来GH3、GH5と、世代を重ねて愛用している。

 

Panasonicというメーカーが好きで愛用しているわけではなく、

GHシリーズがリリース時点で非常に尖った性能を持ち、

それが自分の嗜好にとてもマッチしているから使い続けている。

 

以下にあるポイントを参考いただき、皆さんの

カメラ選びの一助になれれば幸いです。

 

なるべく初心の方にもわかりやすく言葉を選んでますが、

厳密な定義とかけ離れた発言もあることをご容赦下さい。

 

  

1.価格

予算を決めましょう。

カメラに限ったことじゃないですが、自分の懐具合を

しっかり把握しないと 色々調べていくうちにあれもこれもと

欲しくなり、結局予算オーバーなんてことも。

 

カメラを買う際に一番予算をかけるべきところはどこか。

諸説色々あるかと思いますが、私はレンズだと言い切れます。

何故か。画質に一番影響するのがレンズだからです。

もうひとつ。レンズは本体を買い替えても使い続けられるというのも

大きなメリットです。(レンズマウントが一致することが条件)

 

昨今のミラーレスカメラは、メーカー非公認ではありますが

他社製のレンズを使いまわす変換マウントもあるので、

マウントが合わないからと言ってカメラ選びの選択肢を

狭めなくても良い場合があるので、よく確認しましょう。

 

ワゴンに入った何世代か前の機種であっても、

レンズが良いものであれば、いわゆる「画質」は

担保されます。

 

レンズが本体より高いというのもザラです。

レンズと本体で5万以上かけたくない…という方は

 

ディスコン(製造終了)になった型落ち品をワゴンセールで買い、

可能な限りレンズに予算を割くようにするのがオススメです。 

 

 

2.用途

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いつ、どこで使うことが多いのか。

買う前に絶対シミュレーションした方が良い。

 

海外旅行なのか テーマパークに友達と行くのか。

自分の子供を撮るのかそれともマリンスポーツで使いたいのか。

 

人によってシチュエーションは様々です。

高画質を求めるがあまりフルサイズ機種を買ってしまい、

重さや取り回しの悪さに辟易として持ち出すのが億劫になる…

 

そうならないためにも、本体の大きさ≒センサーサイズは

十分実機で吟味するべきです。

前段でレンズを良いものにしたほうが良いと言いましたが、

良いレンズ≒重くてでかいレンズ なので、手軽さを求めるので

あれば、ある程度画質は妥協して、取り回しを重視しましょう。

 

以下、話題がちょっとそれます。

 

機動力という面ではスマホ最強。

億劫になりそうだな~って少しでも不安なら、

とりあえずスマホの能力を拡張する以下のツールを

使ってみるのもありです。

 

 

アマゾンで[スマホ レンズ]などで検索するといろんな

着脱式レンズがありますので、安いものを購入して

スマホの画角が変わるのをまずは楽しんでみましょう。

 

カメラアプリも有料のものですが、

RAW*1で撮影できるアプリを入れていると、

ワンランク上の画像が作りやすくなります。

 

goo.gl

 

RAWデータをiPhone上で編集して画像加工するのは

別の記事にて記載しようと思います。

 

 

 

3.画質すなわち画素数・・・ではない

高画素数だからスゴイ!…間違いでは無いですが、

その画素数は果たして本当に必要でしょうか。

 

印刷するのではなく、FacebookInstagramに投稿して

それでおしまい。ということであれば、高画素は必要ないです。

データは膨れるし、何度も言いますがレンズのほうがよほど

見た目に影響が出ます。(あえて「画質」ではなく「見た目」と表現します)

 

大きく印刷して部屋に飾りたい方は画素数を重視してください。

 

 

後半の5番とも絡んできますが、普通に撮影したデータ*2

フィルタ使っていい感じにするより、RAWデータを取り回す事を覚えた

ほうが、今まで味わえなかった「画質」に出会えます。

 

レンズ>RAWデータ撮影>カメラのセンサー能力

 

ぐらいに考えても差し支えないです。

良いカメラを使うことより、良いシチュエーションに出会えるよう

行動するほうが、満足のいく1枚が撮れるようになりますよ。 

  

4.レンズ

底なし沼。ハマると何十万と金がなくなる。

大体のカメラにはキットレンズと呼ばれる、扱いやすいレンズが

付いています。

それで終わり。でも良いのですが、物足りなさを感じるときが来たら

レンズ沼に片足を突っ込んでいます。

 

Canon / Nikon など、主だったメーカーは、沼にハメて抜け出せなくするべく、

俗に撒き餌レンズと呼ばれるレンズを用意しています。

 

 

Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用

Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用

 

 

特徴的なのは F値が低い=明るい=よくボケる です。

F値が何なのかわからない方は、数値が低い方が何か良い!ぐらいに

思っててください。

 

カメラはあって、レンズが欲しいけど何買って良いかわからない。

そんな方は明るい単焦点レンズ*3をとりあえず購入すれば

 ボケまくるわ暗がりでもキレイに撮影できるわで

むやみに夜出かけたくなるでしょう。

 

品揃え的にこの手のレンズはAPS-Cサイズの

カメラ対応のものが豊富なイメージです。

 

MicroFourThirds 駄目じゃんと思ったそこのあなた。

ちょっとだけ前段で説明しましたが、センサーサイズが小さい

カメラは、大きいカメラ用のレンズが使えるんです。

 

MFT*4でもオートフォーカスが使え、

しかもモノによっては画質も向上する(らしい)。

 

そんな夢のような変換マウントがこの世にはあるので、

APS-Cサイズがちょっと大きすぎるという方は

変換マウントに手をだすのも有りだと思います。

 

 

…マニアックな上にこのマウント自体がクソ高いので、

声高にオススメはいたしません。

 

MFTの機種を最初に選び、レンズの選択肢に不満を覚え始めたら

検討してみてください。

 

5.環境

せっかくのカメラ。編集・現像の環境も整えてみてはいかが。

 

昨今は全てスマホで済ませ、PCを持っている人が減っているとの

ことですが、こと一眼カメラを使い始めたら、PCやMACを使わざるを得ないです。

 

データの吸い出し、管理から、画像の編集・アップロード・拡散…

キリがないですが、大量に撮影するであろう画像をスマホだけで

なんとかするのは不可能です。

 

PC上で一番やっていただきたいのが、画像の現像処理です。

無料でやるのは残念ながら難しいのが現状です。

Photoshopなどのツールは月額利用だったりで敷居が高いのが難点。

 

そこでオススメしたいのが Affinity Photo です。

 

goo.gl

 

クレジットカードが必要だったり、¥6,000 と学生には優しくない

値段ですが。価格に見合った値打ちはあります。

 

使い方を詳しくココには書きませんが、買いきりで

これほどの機能を有しているツールは他に知りません。

 

先程あげたRAWの編集も大まかな機種には対応しているので、

RAWの編集をしたい方はとりあえずこれを購入すれば

間違いないですね。

 

編集したあとは、GooglePhotoやLineのPC版等を利用して、

アルバムの管理、共有をしましょう。

 

人に見せてなんぼです。

 

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。

3本めの記事にして非常に長々と書いてしまい、

読みづらくなってしまったかもしれません。

 

この記事がカメラを購入する際の一助となれば幸いです。

 

それでは、また。

*1:生データ:ロウと読む。撮影時、圧縮される前の情報量が多いデータ

*2:JPEGという、圧縮されて情報量がなくなってしまったデータ

*3:ズームが出来ないレンズ。焦点距離が単一のレンズを指す

*4:MicroFourThirds:マイクロフォーサーズ